国際経営学部2年の専門演習Ⅰ(担当:教授 国松麻季)において、財務省の井脇浩之氏をお招きし特別講義を行いました
2022年1月18日、国際経営学部の専門演習Ⅰ(教員:国松麻季)において、財務省関税局経済連携室課長補佐の井脇浩之氏を多摩キャンパスにお招きし、特別講義を実施しました。
井脇氏は、EPA(経済連携協定)・FTA(自由貿易協定)の交渉や運用を担当されており、その具体例や原産地規則などの主要規定、最近話題となっている新しい経済協定であるRCEPなどについての詳細にご説明頂きました。また、フランスやモンゴル留学中の様々な体験談をお聞かせいただくともに、学生時代の友人は、社会人になってから得られない大切なものであるというメッセージをお伝えくださいました。
今回は、ゼミ生を含む30人を超える学部生が参加しました。
講演後、参加した学生からは、次のような声がありました。
「食料など自分に身近なものであっても、貿易をする上でどのように関税が決められているのか、地域間においてどのように協定を結んでいるかなど自分に遠いようで近く、知っておくべき事についてお話しを聞けました」「原産地規則や関税に関することは様々な交渉などが関わっているため、漠然と大変な取り決めだと感じましたが、同時に達成感を得ることができる役割だと思い興味が湧きました」「WTOの最恵国待遇やEPAやFTAについては何となく知っていただけで、細かい規則やそれを取り巻く現在の世界の状況についてまで詳しく知ることができとても学びの多い機会になりました」「井脇様のおっしゃるように、学生生活の中で沢山の友人をつくり、充実した暮らしをしていきます」
国際経営学部の「専門演習」では、少人数のクラスで専門分野での学びを深めていきます。国際経営学部の国松麻季教授の「専門演習」では、グローバルビジネスと関わりの深い法制度や政策に注目し、関心業種ごとにグループワークを行い、実務家の方々のお力添えをいただきながらゼミ生が主体的に学んでいきます。
今後も国際経営学部では実務の最前線におられる専門家との対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。